green製糖工場 Page 3/3

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2002/12/29
 結晶罐。いよいよ糖汁から砂糖の結晶が生成されます。ここでできた結晶はまだべっこう飴のような褐色をしていますが、試しにつまみ食いをさせてもらうと、ちゃんと砂糖の味がしました。
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 さらに結晶を遠心分離機のようなもの(分蜜機)にかけて、固体と液体とに分けます。固体が粗糖(原料糖)、液体はいわゆる「糖蜜」ですね。この粗糖を再びお湯に溶かして液状(糖液)とし、炭酸飽充(糖液に消石灰や炭酸ガスを加えてカルシウムとビタミン類を除去)や脱色(活性炭やイオン交換樹脂等を使って糖液の色を取る)といった工程を経ると、我々がいつも食卓で目にしている真っ白な砂糖(精製糖)の完成です。
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 なお、南州糖廠で行っているのはサトウキビから粗糖を製造するところまで。この後、粗糖は新三井製糖や日新製糖といった精製糖メーカーの手によって、グラニュー糖や三温糖などの各種製品に加工されます。ちなみに、日本の砂糖総需要量のうち海外からの輸入品が占める割合は約65%。ただし、台湾を原産地とするものは残念ながら非常に少なく、2001年の通関実績はわずか33トン(参考までに同年のタイからの輸入量は約67万トン…まるで桁違い。(^^;)です。
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 粗糖の製造過程で生じる副産物(糖蜜)を貯蔵しておくためのタンク。主にアルコールの原料として利用されているとのこと。
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 余談ですけが、全部で5基ある貯蔵タンクのうち、このタンクだけは土台部分がレンガ積みとなっています(他の4基のタンクはすべてコンクリート製)。何でもこの1基のみが戦災の被害から免れたので、昔の基礎がそのまま残っているのだとか。
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2002/12/29
 最後に砂糖の製造には全く関係のない話で恐縮なのですが(^^;、南州糖廠には戦前に日本が建てた神社の跡が残っています。大半の物件はすでに消失していたのですが、おそらく鳥居か灯籠の一部なのでしょう、「奉獻」と書かれた石柱が水飲み場に改造されて、今も健在でした。う〜む、何というか以前に流行った超芸術「トマソン」を思い出すような、ちょっとシュールな光景ですね。

 


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