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2002/08/21
 旧木爪林區管理處管轄の各森林鉄道で木材輸送に従事していた機関車たちは、1980年代に林道等の整備に伴うトラック化の波で相次いで職を失い、様々な運命をたどりました。人里離れた山中に取り残されたもの、土場の片隅で朽ち果てたもの、動態あるいは静態で保存されたもの…その中で花蓮市郊外の南華工作站に眠る2両のKATOを中心に、機関車たちのその後を追ってみました。
 
※Special thanks to... citycatさん
 

■交通案内 花蓮から 省道9號(丙)線を南下し、南華國小を過ぎた左手に南華工作站の建物があります。花蓮の市街地からタクシーで10分(約7km)ほどの距離です。

 

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2002/08/21
 南華工作站(林務局花蓮林區管理處南華工作站)は、台湾鐵路局花東線干城站(1994年3月末日で廃止)の北口に位置し、かつては花蓮市周辺の3つの森林鉄道(嵐山、哈崙、林田山森林鉄道)に所属していた機関車のメンテナンスなどを一手に引き受けていたようです。現在、南華工作站の裏側の敷地は広大な雑木林となっており、その突き当たりの倉庫のような建物の中にKATOの廃車体が放置されていました。
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2002/08/21
 倉庫の片隅でひっそりと眠るKATO。花蓮地区の林鉄の機関車に多く見られるセミセンターキャブの、なかなか好ましいスタイルをしています。前歴等のデータは不明ですが、台枠には「KATOWORKS SHINAGAWA TOKYO」の文字がありました。
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2002/08/21
 倉庫に至る途中の草むらにもう1両、廃棄されたKATOを発見。キャブの背面に大きく「25」という番号が記されており、おそらく花蓮市西部の「水源」から出ていた嵐山森林鉄道で使われていた機関車ではないかと推測されます。
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2002/08/21
 鬱蒼とした藪の中に凛としてたたずむKATO。"綺麗に"朽ちていると書くと語弊があるかも知れませんが、でも、私のような"廃"な人間にとってはため息が出るほど美しく、またとても神々しい姿をしていました。たぶんこのまま人知れず土に還っていくのでしょう。
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2002/08/21
 「捨てる神あれば、拾う神あり」の言葉じゃないですけど、南華工作站のKATOとは対照的に、熱心な個人に引き取られて、第二の人生を過ごしている機関車たちもいます。オーナーは花蓮縣在住のとある社長さんで、自宅の裏庭に線路を敷設して1分1スケールのナローを楽しんでおられるようです。
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2002/08/21
 ここで保存されているロコは全部で3両。外観は徹底的にレストアされて、バッテリーなどの各種パーツも新品に交換済み。もちろん、現役当時と同じように自走可能です。ある意味で最も幸せな余生を送る機関車なのかも知れません。

 


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