green十分 Page 8/9

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photo01
2002/08/24
 キャブを付けた際の独特の風貌から「一つ目小僧」と呼ばれた電気機関車。現役時はやぐらの上に乗っかったパンタグラフから集電していたのですが、架線の取り付け位置がやたらと低く、やはり不特定多数の客が出入りする施設で使うには危険と判断されたためでしょうか、博物館の開設にあたって蓄電式のロコに改造されています。ちなみに、機関車の背後に写っている青いシャツを着た人は運転手さん(現在は新平溪煤礦の元職員だった"歐巴桑"が交替でマスコンを握っています)。
photo02
2002/08/24
 私は閉山後の新平溪煤礦しか知らないので、実際に「一つ目小僧」が動いている姿を見るのはこれが初めてなんですが、軌道のコンディションがあまりよくないのか、その"走り"は想像していた以上にワイルド。特にポイントを通過する際は、超スローな速度で進入した後、線路の状態を確認しながら何度もノッチのオンオフを繰り返し、本当に慎重に運転していました。
photo03
2002/08/24
 聞くところによると、台灣煤礦博物館では、集客の目玉としてかつての運炭軌道を整備して、そこに常設の観光列車を走らせる計画とか。坑口前の広場へ行くと、ちょうど作業員の方が木製トロを改造して、そのための客車をせっせと製作している最中でした。なお、客車の塗装は訪問時には何ともけばけばしいオレンジ色でしたが、最終的に渋い黒色に落ち着いたようです。
photo04
2002/08/24
 当日はたまたまテレビ局のクルーが博物館の取材に来ていて、観光列車のフォトランが行われていました。写真は撮影を終えた取材チームがトロッコに乗って戻ってきたところ。それならばと、GP7500さんが「我々も乗せてくれないか」と駄目もとで運転手さんにお願いしたみたら、嬉しいことに「OK!」との返事が。\(^0^)/
photo05
2002/08/24
 ガタガタと激しく上下左右に揺れるトロッコから何とか撮影した車外の様子。このときは営業前だったので無料で乗せてもらいましたが、正規の運賃は200元(博物館への入館料を含む)だそうです。台湾の物価水準を考えると、ちょっと高いかなという気もしますが、現役の炭鉱トロッコの雰囲気を体験できる貴重な機会だと思えば安いもの。平溪線や十分瀑布といった観光スポットとも掛け持ちできるので、この分野に興味のある方はぜひお立ち寄り下さい。
photo06
2002/08/24
 私たちは新平溪煤礦まで徒歩で来ていたため、途中のふもとへ下りる道路が軌道と分かれる箇所でトロッコとお別れ。運転手さんにさようならを言うと、オレンジ色のバテロコは推進運転で、ユラユラと揺れる陽炎の向こうに消えていきました。まるで夏の日の幻を見たかのように、しばらくその場に呆然と立ち尽くす私たち…久しぶりに触れることのできた"生きた"トロッコの余韻をいつまでも楽しみながら、昼下がりの新平溪煤礦を後にしたのでした。

 


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